
2008年04月28日
貴方の残してくれたもの

貴方が買ってくれたピアノ
ずっと欲しかったピアノ
私が弾くピアノの音色、
貴方の耳にはもう届かないのね・・・
貴方の声は私に届いているのに・・・

このベッド
主を失った、このベッド・・・
貴方の匂いが残るこのベッドに座っていると、
貴方の声が聞こえてくる。私に優しくささやきかける貴方の声が・・・
貴方の寝息が・・・
2008年04月28日
ここはTe Maru
金もなく、着の身着のままの私達が辿り着いたのが、ここ
Te Maruだった。
Te Maruの言葉どおり、Te Maruは、疲れた私達を何も言わずに受け入れてくれた。
Te Maruには何もなかった。短い草で覆われた大地と、川。
波頭が夕日にきらきら輝いていた。
貴方が最初に作ったのが、この井戸。
冷たい水を手ですくって飲ませてくれた。
とても美味しかった・・・
昼間の作業に疲れた貴方は、よく対岸の小島の焚き火のそばで寝ていた。
そして私はいつも、貴方のそばに寄り添って寝ていた。
貴方の肌のぬくもりが、焚き火より暖かかったのを今でも覚えている。
今でも貴方のそのぬくもりが・・・
私の肌に・・・
私の心に・・・
・・・
Te Maruの言葉どおり、Te Maruは、疲れた私達を何も言わずに受け入れてくれた。
Te Maruには何もなかった。短い草で覆われた大地と、川。
波頭が夕日にきらきら輝いていた。

貴方が最初に作ったのが、この井戸。
冷たい水を手ですくって飲ませてくれた。
とても美味しかった・・・

昼間の作業に疲れた貴方は、よく対岸の小島の焚き火のそばで寝ていた。
そして私はいつも、貴方のそばに寄り添って寝ていた。
貴方の肌のぬくもりが、焚き火より暖かかったのを今でも覚えている。
今でも貴方のそのぬくもりが・・・
私の肌に・・・
私の心に・・・
・・・
2008年04月30日
Dance with you

貴方が買ってくれたドレス。
これを着て、踊りに行ったわね。タキシードを着た貴方は、優しく私を抱いて耳元で・・・
私が
Hold me tenderly.
I love you. I want you ... all of you.
貴方は、ぶっきらぼうに
Me too.
と。
照れ屋の貴方、耳の付け根まで真っ赤にして・・・それでも、私を優しく抱きしめてくれた。
そして・・・
私の唇にそっと触れる貴方の唇。
いつまでもこうして居たかった。
このまま時の歯車に止まっていて欲しかった。
2008年05月01日
BallRoom

貴方と一緒に作ったBallRoom。
貴方は故郷を想い、Loaded HOGと名付けたわね。
もう2度と戻れないと、貴方は感じていたのかもしれない。
遠くを見るような目・・・
Loaded HOGの看板を出した日、看板を見る目にうっすらと涙が浮かんでいた。
まだ、客の来ないLoaded HOGで、踊ったわね。
この日ばかりは私達だけのLoaded HOG・・・
2008年05月01日
喧嘩
喧嘩をしてしまった。
悲しい顔をして貴方はホールをあとにした。
一人ホールに残った私・・・
我儘な私がいけないってしっている。私はいつも貴方を困らせていた。
貴方の優しさに甘えて・・・
どのくらいの時間が経ったのだろう。
気がつくと、貴方が・・・
後ろからそっと私を抱きしめ、耳元で、
ごめん
と一言。
そして、貴方の温かい唇が私のうなじに。
急に私は涙がこみ上げてきた。
・・・
もう泣かないで。
お化粧が崩れるよ。
さぁ、笑って。
そう言って私を抱きしめてくれた貴方は・・・
もう居ない・・・
悲しい顔をして貴方はホールをあとにした。
一人ホールに残った私・・・
我儘な私がいけないってしっている。私はいつも貴方を困らせていた。
貴方の優しさに甘えて・・・

どのくらいの時間が経ったのだろう。
気がつくと、貴方が・・・
後ろからそっと私を抱きしめ、耳元で、
ごめん
と一言。
そして、貴方の温かい唇が私のうなじに。

急に私は涙がこみ上げてきた。
・・・
もう泣かないで。
お化粧が崩れるよ。
さぁ、笑って。
そう言って私を抱きしめてくれた貴方は・・・
もう居ない・・・
2008年05月01日
怒られた

釣りをしている貴方の傍を泳ぎ回っていて怒られたこともあったわね。
釣れなかったら、晩御飯なしだぞ~!
って。
でも、貴方の顔は笑っていた。
いつも、釣り上げた魚を一番最初に食べるのはひふみだった。
貴方の傍らで、おいしそうに食べていた。
その、ひふみも・・・・
もう、戻っては来ない・・・

2008年05月01日
いつも・・・

貴方と私の傍にはいつもひふみが居た。
貴方の傍に寄り添って寝ていると、ひふみが二人の間に割り込んできた。
まるで私にヤキモチを妬いているかのように。
でも、そうではない。ひふみは貴方と私の子供。


そのひふみはもう居ない。
貴方も・・・
貴方も・・・
2008年05月01日
遠出

小島をあまり離れることのなかった私は、ある日一人で川を下り、海にでた。
見渡す限り、目を遮るものは何もない。
見渡す限りの青い海。
日の光を跳ね返しキラキラ輝く波頭は、まるで宝石のよう。
・・・って、ありきたりな表現ね^^;
でも、きれいだった。

本島に沿って南に下りほぼ半周したところに小島があった。
私の知らない小島。
あの桟橋は貴方が作ったのかしら・・・

大きな滝!
小島を少し過ぎたあたりから、滝の音が聞こえていた。
私の知っている滝は、私たちの住んでいる近くにある小さな滝だけ。
その滝も、遠くからしか見たことがなかった。
もっとよく見たい・・・
両側は切り立った崖。
それでも何とかよじ登って

2008年05月02日
また怒られた
また、怒られてしまった・・・
大きな滝の話をしたら・・・
あの滝に一人で近付くんじゃない。滝壺に落ちたら出られなくなるぞ!
お前は時々無茶なことをするんだから・・・
怒られて泣きじゃくる私を抱きしめて、そう言って笑った。
今度一緒に行ってみよう。
誰も来ないから、気ままに水浴びできる^^
私が水浴びしている間、ひふみが見張り番。
貴方が近付いてきても、ふ~って怒ってたわね^^
奥に見える滝までまだ行ったことないの・・・
大きな滝の話をしたら・・・
あの滝に一人で近付くんじゃない。滝壺に落ちたら出られなくなるぞ!
お前は時々無茶なことをするんだから・・・
怒られて泣きじゃくる私を抱きしめて、そう言って笑った。
今度一緒に行ってみよう。

誰も来ないから、気ままに水浴びできる^^

私が水浴びしている間、ひふみが見張り番。
貴方が近付いてきても、ふ~って怒ってたわね^^
奥に見える滝までまだ行ったことないの・・・
2008年05月02日
橋、そして魚とり

遠くに見える橋、あの橋を作ってるとき貴方はよく海に落ちてたわね。
よくずぶ濡れになって帰ってきた。
また落ちたの?
いや、暑いから泳いでた。
負け惜しみを言う貴方。

魚を採っている私の傍に、落ちた貴方が近付いてきて、
魚採り手伝いに来た。^^
・・・
^^;
2008年05月02日
I can see you

私には見える。
微笑みかけている貴方の顔が。
一緒に踊った日々が昨日のよう・・・
ううん、今もここで、貴方と踊っている。
私の心の中には、いつも貴方が居る。
私はいつも貴方の腕の中。
I love you....
Only you...
You are my ... my ...
2008年05月02日
Haere ra
Haere ra でなくて、Hei konei ra だった・・・
貴方の最後の言葉は・・・
そう言って貴方はひふみを連れて漁に出掛けた。
いつものことだった。いつもと同じように笑顔で。
・・・
木々が夕日に染まっても、貴方は帰ってこなかった。
ふくろうの鳴き声がこだましても、貴方は返ってこなかった。
そして・・・
そして・・・
明け方戻ってきたのは・・・
船だけだった・・・
貴方の最後の言葉は・・・
そう言って貴方はひふみを連れて漁に出掛けた。
いつものことだった。いつもと同じように笑顔で。
・・・
木々が夕日に染まっても、貴方は帰ってこなかった。
ふくろうの鳴き声がこだましても、貴方は返ってこなかった。
そして・・・

そして・・・
明け方戻ってきたのは・・・
船だけだった・・・
2008年05月03日
Mt. Hifumi

この山、本当はなんと言う名前なのか知らない。
このあたりで一番高い山。
頂上付近は、雲がかかっている時が多い。でも、ここに登れば島中が見渡せる。
貴方とひふみが漁に出た海も・・・
貴方が行ってしまってから、毎日この山に登っている。
この山の頂から、
海を・・・
貴方・・・
Come back to me.....
Come back to me.....
Come back to me.....
・・・
2008年05月04日
In your arms
井戸
ピアノ、ハープ、
橋
焚き火
ボート
Loaded HOG
コテージ
ベッド
ドレッサー
右手の指輪
ドレス
ネックレス
ピアス
木
草
岩
滝
花
虫の声
鳥のさえずり
打ち寄せる波
吹き抜ける風
目に映るもの
耳に響くもの
全てが貴方につながっている。
貴方はTe Maruと共に生きている。
私の中に生きている。
Te Maru は優しい思いに包まれている。
きっと、誰もがその思いを感じ取ることが出来るだろう。
Te Maruを歩き回り、貴方の想い出を書き留めてきた。
貴方への思いと・・・
でも・・・
これ以上筆を進めることが出来ない。
筆先がかすんでみえない。
・・・
少しの間・・・
貴方の傍で眠りにつきます。
貴方の腕の中で・・・
ピアノ、ハープ、
橋
焚き火
ボート
Loaded HOG
コテージ
ベッド
ドレッサー
右手の指輪
ドレス
ネックレス
ピアス
木
草
岩
滝
花
虫の声
鳥のさえずり
打ち寄せる波
吹き抜ける風
目に映るもの
耳に響くもの
全てが貴方につながっている。
貴方はTe Maruと共に生きている。
私の中に生きている。
Te Maru は優しい思いに包まれている。
きっと、誰もがその思いを感じ取ることが出来るだろう。
Te Maruを歩き回り、貴方の想い出を書き留めてきた。
貴方への思いと・・・
でも・・・
これ以上筆を進めることが出来ない。
筆先がかすんでみえない。
・・・
少しの間・・・
貴方の傍で眠りにつきます。
貴方の腕の中で・・・
2008年06月07日
貴方とTe Maru
Te Maruにたどり着いてからもうすぐ1年。
いろいろあった。
Te Maruは私たちを待っていてくれた。
貴方と私、そしてひふみを。
言葉が出ない・・・
もう一度・・・
もう一度・・・ここで・・・
貴方の腕に抱かれて・・・
踊りを・・・
このLoaded HOGで
ここを抜けると、貴方と私の家。
いろいろあった。
Te Maruは私たちを待っていてくれた。
貴方と私、そしてひふみを。

言葉が出ない・・・

もう一度・・・
もう一度・・・ここで・・・
貴方の腕に抱かれて・・・
踊りを・・・
このLoaded HOGで

ここを抜けると、貴方と私の家。
2008年06月08日
Inner World (Heart of Te Maru)
貴方が見える。
貴方を感じることができる。
Te Maruを通して・・・
ここは、Te Maruの全てが集まっているところ。
貴方はここに居る。
ひふみもここに居る。
そして・・・
私もここに居る。
貴方と一緒に。
私達は、
ここTe Maruの中で・・・ひとつになった。
もう、永遠に離れることはない。
なにものも二人を引き裂くことはできない。
なにものも・・・
なにものも・・・
なにものも・・・
なにものも・・・
・・・
貴方を感じることができる。
Te Maruを通して・・・

ここは、Te Maruの全てが集まっているところ。

貴方はここに居る。
ひふみもここに居る。
そして・・・
私もここに居る。
貴方と一緒に。
私達は、
ここTe Maruの中で・・・ひとつになった。
もう、永遠に離れることはない。
なにものも二人を引き裂くことはできない。
なにものも・・・
なにものも・・・
なにものも・・・
なにものも・・・
・・・